壁紙の正しい掃除の仕方

2021-07-02

リビングルーム

皆さんは知ってましたか?実は、お部屋の壁紙の寿命ってそれほど長くはないんです!


例えば、現在多くの家庭で使用されているビニールクロスと呼ばれる壁紙の寿命は10~15年くらいなんです。

一般的に5~6年くらい使用すると汚れや黄ばみが目立つようになり、素材の収縮も見られるようになってしまいます。

このタイミングで張り替えられたら理想なのですが、金銭的にも時間的にも厳しいですよね(>_<)


そこで少しでも長持ちさせるための掃除の仕方を紹介します!

ビニールクロスの掃除方法

掃除手袋とスプレーボトル

家具を移動したり、壁に掛かったカレンダーや額を外したりしたとき、後ろに見える壁紙の色が周りと違っているのを見たことがある人は多いのではないでしょうか。

一般的に壁紙は毎日見ているものなので気づきにくいのですが、普通に生活しているだけでかなり汚れてしまいます。特に、タバコを吸う家族が居たら尚更です。

ビニールクロスを長く綺麗に保つには、日頃から汚れをためないよう定期的に掃除をすることが大切です。



1⃣壁紙のホコリを取る

最初にクロス表面についたホコリやチリを掃除機で丁寧に吸い取る。

掃除機で吸いきれない汚れは、粘着力の弱いビニールテープで軽く叩くようにして取り除く。


2⃣壁紙用の洗剤を用意する

ビニールクロスの掃除は重曹を使う。

1リットルくらいのぬるま湯に重曹を石鹸を溶かす。(重曹は油汚れや泥、ホコリに強く、効果的に汚れを落とすことが出来る為)

重曹がない場合は、アルカリ性の洗剤を水で薄めて使ってもOK!または、市販されている物でももちろんOK!


3⃣壁紙を磨く

アクリルたわしかアクリル毛糸を丸めたものを洗剤につけて、最初は壁紙の目立たないところで変色しないかテストをする。

変色などがないことを確認したら全体を優しく磨こう。

磨く時は壁紙のつなぎ目に水分が残らないよう気を使って磨いていこう。


4⃣壁紙を乾かす

ビニールクロス全体を磨いたら、十分に換気をしてよく乾かす。

やってはいけないこと

塩素系漂白剤スプレーボトルにバツ

1⃣メラミンスポンジを使わない

ビニールクロスを磨くとき、メラミンスポンジ(激落ちくん等)を使ってはダメ!

軽く磨いただけできれいになりますが、ビニールクロス表面のツヤまで落としてしまい、むしろ壁紙に汚れがつきやすくなってしまう為。


2⃣塩素系漂白剤を使わない

汚れがひどいからといって塩素系漂白剤をかけてはダメ!

ビニールクロスの素材によって変色して戻らなくなってしまうことがある為。


3⃣汚れている部分だけ掃除をする

汚れのひどい場所だけを部分的に掃除すると、そこだけがかえって目立ってしまうので、汚れのひどい箇所周辺を大きくぼかすようにして処理するようにしよう!

ビニールクロスを長持ちさせるためのコツ

換気する窓

1⃣直射日光にあてない


ビニールクロスは紫外線を嫌う。

そのため部屋にはカーテンやブラインドを設置し、直射日光を当てないようにする。

特に強い日差しが当たる部屋には、UVカット加工の厚手のカーテンをかけるとGood!



2⃣高温多湿を避ける

暖房器具の熱風がクロスに当たるとビニールクロスが変形したり変色したりすることがあるので、直接壁紙にあたらないようにしよう!

加湿器を使用するときは、湿度が高くなりすぎないよう注意!


3⃣殺虫剤や塗料などの薬品を付けない

殺虫剤や塗料を直接塗布したり、口紅などの医薬品を付着させたりしないようにする!

セロハンテープやガムテープの接着剤も薬品の一種なのでビニールクロスには大敵!

これらの薬品は壁紙の変色や汚れの原因となるので注意!


4⃣換気を心掛ける

キッチンから出る油汚れやタバコの煙は壁紙を変色させる。

部屋の湿度が高くなりすぎると結露が発生しシミやカビの原因となってしまうので、定期的に換気を行い壁紙に湿気が付かないようにしよう。


5⃣傷をつけない

ビニールクロスはあまり丈夫ではないため、家具の角などがあたると簡単に傷がついてしまうので家具を壁際に設置するときは一定の隙間を開けるとよい!

どうしても隙間を開けられないときは、布やシートで保護して直接家具が壁につかないように工夫するとよい!



今回は、日本の住宅に多く使用されているビニールクロスを長持ちさせるための方法について紹介しました。

一般的に壁紙は目につきやすいため、部屋の見栄えに大きく影響します。

壁を綺麗にしておくだけで、部屋の中が明るくなり空気まできれいになったように感じますよね。

少しでも部屋を綺麗な状態に保つため、ご紹介した方法を参考にしていただければ幸いです。