ウッドショック・半導体不足・コンテナ不足はご存知ですか?
2021-12-28
今回は今現在も続いている、ウッドショック、半導体不足、コンテナ不足について書かせていただきます。
今はまだ大きく影響を受けていないかもしれませんが次期になんらかの影響を受けるのではないでしょうか。
まず、ウッドショックから
そもそもウッドショックって?ですよね(-_-;)
木材価格の高騰のことです。
1970年代に起こった石油価格の高騰、通称オイルショックになぞられてそのように呼ばれているようです。
現在の日本は未曾有の木材不足に陥っています。
今、問屋さんでも仕入れが厳しいようです。
新型コロナウィルス蔓延により、アメリカではリモートワークが増え、そんな人たちが郊外に住宅を新しく購入したり、リフォームを行ったりする流れが生まれ、さらには膨大な財政出動と低金利政策がその背中を押し、アメリカでの木材需要が急激に高まったと言われています。
つづいて、半導体についてです
半導体とは、マイクロチップとも呼ばれ、電子機器の頭脳として機能しています。
チップの大きさはさまざまですが、その中には何十億ものトランジスタが内蔵されています。トランジスタは小さな小さなゲートのようなもので、電子がそこを通過するかしないかを決定します。
半導体の構築には、複数のステップと日数、そして専門家が必要です。
たとえば、IBMの最新チップは2ナノメートルという半導体技術により,指の爪ほどの大きさの中に500億個のトランジスタを詰め込んでいます。
需要の急増
半導体不足の発端は新型コロナウイルスの流行にあります。
ウイルスが流行し、在宅勤務をする社会人や自宅学習を余儀なくされる学生が急増しました。
それに伴って多くの人が、Zoomミーティングやオンライン授業のためのパソコンや、おうち時間を充実させるための家電を買い揃えることになります。特に家庭用ゲーム機の品薄は大きな話題となり、メーカーは設計を変更するなどの対応を求められることになったのです。
不安定な供給体制
コロナウイルスの流行以前から、半導体業界は転換期にありました。
一世代前の半導体工場の老朽化が主な要因です。
新型コロナウイルスが流行したのは、製造業務を新世代へ移行している最中のことでした。
そして製造環境が整わないまま需要が急増し、供給が追いつかない状況に陥ってしまったのです。
また、アメリカ・テキサス州の大寒波、台湾の水不足などの相次いだ自然災害も不足の要因として考えられます。日本企業も、茨城の工場火災や福島県沖地震などの影響によってダメージを受けています。
つづいて、コンテナ不足について
コンテナ不足の原因
現在、世界的に空コンテナが不足しています。原因は主に二つ。巣ごもり需要により中国から欧米に向けての輸出が急増していること、そして欧米からの輸出が停滞していることです。欧米諸国に空コンテナがたまった状態にあり、世界的なコンテナ不足を引き起こしていると言われています。
加えて、貨物船の船員が外国港で隔離措置が取られていることにより、コンテナ不足はさらに深刻化。コンテナどころか船便すら確保できないという状況もあり、スムーズな海上輸送を妨げています。中国は欧米に向けた輸出を優先させています。それにより、東南アジアを経由せずに直行するケースが増え、船便が確保できないという問題が生じているのです。
コンテナ不足により価格が高騰
その結果、日本と東南アジア諸国間で運行しているコンテナ船の運賃が急騰。もともと欧米など長距離の航路は値上がりする傾向にありましたが、長らく東南アジアは横ばいでした。しかし、コロナ禍の影響により、運賃が高額な欧米の航路のコンテナ輸送が優先され、東南アジア航路にコンテナが回ってこないという現象が生じています。
全てにおいて新型コロナウィルスが関わっているような・・・
これから先、いろいろなものが値上がり、なんらかの影響を受けることは間違いない気がします。